生成AI×株投資1)自分年金作りと株投資

年金制度3階建て構造から、『自分年金』の4階建て構造へ

ご存じの通り、日本の年金制度の構造は、1階部分が国民全員加入の「国民年金」、2階部分が職業に応じた「厚生年金」です。この1・2階部分は「公的年金」で、国が社会保障の一環として運営しています。3階部分は、企業や団体が運営する「企業年金」などがありますが、4階部分に新たに『自分年金』を作ることで、将来の不安解消に繋がると誰もが思うところです。

理想を言えば、

①原則65歳から受給できる1・2階部分の「公的年金」を繰り下げして、例えば70歳から受給して(増額率は最大で42%:0.7%×繰り下げ月数が増額)、一生亡くなるまで貰える「公的年金」の受給額を増やす。生存している限り一生、受給額が変わらないまま、受給できる「終身年金」です。

②定年退職後、70歳(例えば)までは、無理せずやりたい、やり甲斐のある仕事をする(収入は大幅減少)。その間の収入補填は、定年前からiDeCoやNISAを利用して、充実させた4階部分の新たな階層『自分年金』を運用しながら取り崩して生活する。

ただし、『自分年金』づくりについては定年前の早ければ早い段階からスタートすべきで、『自分年金』をどれだけ大きくしたかで、定年退職後から70歳(例えば)までの間において、生活費以外に自由に使える毎月のお金にも影響してきます。

※ここで云う、『自分年金』とは、保険会社の個人年金保険等ではありません。NISAやiDoCo等を活用して、将来の自分のために、自分自身で運用して増やした資産を指します。

4階部分の『自分年金』を増やす方法

『自分年金』を増やす方法はいくつかあると思いますが、

①運用資金として500万円を貯める

 仮に100万円を年4%で運用しても年4万円。500万を年4%で運用できれば年20万円と、増えるスピードが格段に違ってきます。貯める方法については割愛しますが、生活費のムダを省く、節税対策など実現方法についての多くの情報源がありますのでご参照ください。

②「投資信託の積立投資」など「長期・分散・積立」投資の王道スタイルでリスクを抑えて増やす

昨今の株価変動は大きいですが、インデックス型投資信託で長期投資を行い、よく言われる「ドル・コスト平均法」によって、平均購入価格は抑えられます。株価が下がれば安くで多くの株を購入でき、この先の株価の乱高下が何回あったとしても、10年から20年後の累積リターンが期待できます(過去の運用成果によれば)。

(出所) 金融庁「NISA ガイドブック」資料

③「個別株」へ投資、ただし購入する個別株は配当利回り4%以上のものに限る

株式は「安い時に買い、高い時に売れば」売買差益(キャピタルゲイン)を得られますが、実際のところ、塩漬け状態になるものもあってうまくいかないことも多々あります。そこで、個別株の購入選定においては、仮に塩漬け状態になったとしても安定して、インカムゲイン(継続的利益)が得られる配当利回りが高いもの(4%以上)を選びましょう。また、個別株購入のタイミングは基本、普段は購入せずタイミングを待つ。1カ月に1回、定期的にインデックス型投資信託で積み立てを行いつつ、直近のトランプ関税の影響で株価が暴落した時のようなタイミングで、貯めた資金で購入する。それまでは個別株を購入しないと云ったスタンスが良いかもしれません。

『生成AI×株投資』生成AIを判断材料に

個別株の購入に際し、情報誌を買って、”オススメ株”を購入するも、高値で買って株価が下がっていくことが多々あります。人のオススメではなく、客観的な他者の意見も聞きたいときに、AIのアドバイスもおおいに参考になるのではないかと思います。以下、高配当利回り(4%以上)を一つの目安にプルダウンメニューにある数十社の銘柄について、購入候補の個別株であれば、判断材料の一つとして、『生成AI×株投資』をご利用ください。 ※7月上旬、更新予定 ※投資判断は、ご自身の責任において、十分な情報収集と分析を行った上で慎重に行ってください。

チャットアプリ『生成AI×株投資』:プルダウンメニューに購入候補の銘柄があれば、その銘柄を指定して、業績や株価への影響等、生成AIにお尋ねください。

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マルコ二ー

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