夏場のギプス固定は赤ちゃんにとっても大変でしたが、
ギプス治療の後は外転バーのついた装具(デニスブラウン装具)に切り替わっていきます。
装具ですので、装着し続けると、赤ちゃんの皮膚が擦れて赤くなったりします。
最初の頃は入浴時以外は常時、装具を装着し続けますが、3か月くらいすると夜寝る時のみの装着になります。
装具は矯正が終わった足を正しい位置に保持し、再発を予防する上で重要と思いますが、
装具治療以上に「徒手による毎日の矯正」も重要と思います。
装具はあくまでも固定ですので、足首の可動域を広げる何かしら別の矯正が必要となるはずです。
もちろん2週間に1回か通院した際には、お医者さんによる徒手矯正を行っていただくのですが、
頻度的に2週間に1回の矯正では少ないと感じ、私が心掛けたのは、毎日の徒手による矯正です。
とは言え、硬く変形した赤ちゃんの足首を無理に動かして、骨が折れたりしては大変なので、
入浴の際(膝下のみ湯船に入れて)、足首が少し温まって血行が良くなってくると足首も柔らかくなってきますので、
そのタイミングで毎日5分程度、気持ちを込めて(治りますようにと何度も念を込めて)
足首のマッサージをするように少しずつ動かしてあげました。
(湯舟で足を温め柔らかくして→足首をマッサージして→足首を上下に少しづつ動かす
→左手の人差し指と親指でアキレス腱横の窪みに指先を当てながら、右手の手のひらを赤ちゃんの足裏に当てアキレス腱を伸ばし止める)
2週間に1回、病院を訪問した際に、先生からレントゲン写真による診断結果の説明を受けると、
「前回より良くなっています」と言われれば、間違ったやり方はしていないと思い、
目の前でお医者がやってくれる徒手矯正を見ながら、自分でも徒手矯正ができるよう心掛けました。
(改善が見られず悪化した場合は、徒手矯正を止めるか、他の病院に行くことも考える必要があるかもしれません)
その他、神頼みとなりますが、お宮参りをはじめ、度々、大阪府豊中市にある足の神様 『服部天神宮』に参拝に行きました。
その甲斐あって完治したかわかりませんが、専門医との出会いなど何かしら完治に必要な部分で運がよかったと思います。